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凝灰岩を削ってできた、古代の墳墓が珍しい光景です。
正式には長岡百穴古墳と言います。
7世紀前期頃に造成された家族墓的な要素が強い横穴墓群と考えられています。
現在は52基の横穴が墳墓として残存しています。
宇都宮市の環状線と並行に走っている長岡街道に面しています。
環状線からも入れる駐車場は30台ほど入れる広い駐車場です。
宇都宮市の遺跡として看板が設置してあり、説明を読むことができます。
また、この辺りは豊郷まほろばの道といって、仏舎利塔や百穴古墳群そして前方後円墳などが有る美術館の森や北山霊園などが有ります。
百穴の脇にはトイレが整備されているのがありがたいです。
百穴の一つ一つには仏さまが彫られています。
ですが、この彫刻は古墳ができた当時のものでなく、近現代に彫られたものということです。
周りにはつつじなどの植栽が有り、コロナ疲れの気持ちを高揚させてくれました。
なかなか、百穴を訪れることはありませんが、豊里まほろばの道に有る多くの墳墓の一つとして、散策しながら歩いてみませんか。
百穴には観音様が祀られておりますし、近くには太子堂と呼ばれる、聖徳太子を祀ったお堂も有りますので、古の文化に触れることができます。