栃木百名山で出会った花の中から10の好きな花を選んでみました
栃木百名山を10年かかって登ることができました。
最初は、登ることだけを目標にしていましたが、そのうち山頂からの眺望や周りの自然、そして花々、鳥たちと登る目的が広がってきました。
ここでは、栃木の山で出会った花々の中から私の思いで10の花を選んで紹介します。
なかなか順位は付けられないので、季節順に紹介しますね。
3月はミツマタです。
なんといっても鶏足山のミツマタは本当に要請に出会ったような感じです。
こちらは、ほとんど登山口に有るので誰でも見ることができます。
この時期の週末は大渋滞ですので、公共交通機関とシャトルバスがおすすめです。
4月の上旬はイワウチワです。
花瓶山に群生があります。清楚な花で初めて出会ったときは、こんなにきれいな野草があるんだとびっくりしました。
登山で花を見るようになったのはこの花と有った時期からです。
花瓶山は大田原市の低山です。駐車場が少ないので路上駐車になりますから、早めにお出かけください。
登山はちょっとという方は、那珂川町の富山地区の山林にも群生があります。
5月下旬はミネザクラとイワカガミです。
桜と言えば4月ですが、山の花は遅いです。
ここ那須のミネザクラは5月下旬に満開を迎えます。
那須でも南月山周辺が見どころです。
また、同時期に太郎山登山でも出会うことができました。
同じく那須のイワカガミです。沼原の登山口から茶臼岳に登る登山道の途中に有ります。
淡いピンクの花が本当にかわいらしいです。
毎年、この花を求めて那須に行くようになりました。
同時期に小太郎山や荒海山でも出会うことができました。
4月中旬には古賀志山でも見ることができます。
6月上旬はズミです。
戦場ヶ原の一面のズミは圧巻です。
桜などに比べると地味な花ですが、戦場ヶ原を白く染めるズミの群生は一見の価値があります。
登山を始めて、ズミの存在を知りました。もったいなかったですね。
6月には、ミツバオウレンが見られます。
この花は本当に小さな花ですが、つくりのすばらしさに感動した花です。
平地ではもっと早めに出会えるでしょう。
小太郎山の山頂付近で6月上旬に出会うことができました。
山の花の女王様は、6月下旬のシャクナゲですね。
シャクナゲは赤やピンクのアズマシャクナゲと、白いハクサンシャクナゲが見られます。
平地でも見られますが登山中に見るのはまた格別です。
多くの山で見られますが、私は太郎山、茶臼岳、黒檜岳、日光白根山などで出会うことができました。
6月下旬はクリンソウです。
クリンソウも登山道というよりは登山口にある花です。
でも、登山で初めて出会いました。
なんといっても有名なのは千手が浜のクリンソウの群生です。
満開の時期はシャトルバスが長蛇の列になります。
お早めに出かけるか、戦場ヶ原や中禅寺湖湖畔を歩いてお出かけください。
8月はシャジンとコマクサです。
シャジンは野草の中でもとくに有名な花です。
野草はシャジンに始まりシャジンに終わるという格言も聞かれるようです。
こんな可憐な花が険しい朝日岳の山中に咲くんですね。
その他、日光白根山や霧降高原などでも見ることができました。
そしてなんといっても、「高山植物の女王」と言われるコマクサです。
野草の最後を彩るかのように満を持して八月に咲きます。
栃木県内でコマクサが自生しているのは日光白根山だけでしょうか。
山頂手前の岩場の中に可憐に咲いています。
山頂は無理という方は、ロープウェーの山頂駅に野草園があり、コマクサを愛でることができます。
他にもたくさんの、花々があります。私の独断と偏見で選んでみました。
いかがですか、栃木の山の山野草を見に出かけてみませんか。