鹿沼市上永野のたろっぺ茶屋の親父がいい感じです
鹿沼市の南西の端に位置する上永野、その先は行き止まりの辺境地です。
そんな上永野ですが、そば処として有名で、秋の畑にはそばの白い花が一面に咲いています。
有名どころのお蕎麦屋さんはいくつかありますが、ここで紹介するのは一風変わったたろっぺ茶屋です。
何が変わっているかって、すべてが変わっています。
その手前にこの店があります。
看板の前に並んだ人形などを見ても、変わっていることが有りありですね。
まあ、ここの親父さんが面白いので一度来る価値はそれだけでもあります。
もちろんそばの腕は確かで、週末となると二,三時間待っても食べに来る車で駐車場は賑わっています。
私が行ったのは平日の11時ですが、それでもお客さんは10人前後いました。
親父が面白い
このお店が繁盛するのは親父の人間性なんだと思います。
本人はいたって真面目に蕎麦屋をやっているのでしょう。
でも、まじめさがゆえにの行動が変わっているんですね。
この日も開店前にお客さんに一声かけて車で消えてしまいました。
お店には鍵もかけていませんし、ハンドルを握る手は真っそば粉で白です。
お手伝いの方を迎えに行ったようです。
開店に10分遅れで帰ってきました。
注文はお客の人数を見て、有無を言わせない感じです。
私は一人なので、もりそば一枚でと言われました。
てんぷらが食べたいと言えない感じです。
隣の三人のグループは、てんぷらと蕎麦三人前と言われていました。
イワナのてんぷらが食べたいと言ったら、できないと言われてました。
その場の人数でできるものが決まっちゃう感じです。
でも、そんなお客の気持ちを察しているのか、おそばを食べている途中にてんぷら食べてと揚げたてをいただきました。
忙しいときにできないことはできないとはっきりいうのですね。
お店が面白い
そんな親父さんが営む店ですから、見るもの見るもの変です。
いたるところに変なものが飾ってあります。
何の脈絡もありません。
トイレは昭和を思い出させるボットん便所です。
大きな木の祠には、怪しいものも飾ってありました。
店内にはいくつあるのか動かない柱時計。
そして、様々な額があります。
囲炉裏のあるテーブルにはなぜか松ぼっくりの模型・・・
蕎麦が美味い
しかしながら、そばの腕は一流です。
てんぷらも季節の野菜がふんだんに使われています。
確かに一人ではてんぷらは食べきれないので、注文はお断りのようです。
これが普通もりのお蕎麦です。
漬物などが三皿ついてきます。これで一人前。
確かに食べきれせんね。
茄子と白菜ともやしの漬物はそれぞれ味があって美味かったです。
そばはこんな風に短くて太さがまちまち、まさに手打ちって感じです。
サービスのナスのてんぷらがまたまたおいしかったです。
いかがですか、こんなたろっぺ茶屋でのんびりおそばを食べてみませんか。
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