宇都宮市竹林付近には5つの神社がありました。
八坂神社、白山神社、高霞神社が2つ、権現山神社です。
いずれもこの辺りは農家が多かったので、五穀豊穣や雨ごいなどの神様ですね。
白山神社と権現山神社は山岳信仰の流れでもあるんですかね。
グーグルマップに表示された神社です。
歩いていたらさらにちょっと北に高霞神社がありました。
八坂神社
最初は八坂神社です。
今泉八坂神社は大きくて有名ですが、小さな八坂神社は全国に数えきれないほどあるようですね。
流れはいくつかあるようですが、京都の八坂神社を総本社とする祇園信仰の神社というのが一般的です。
地域の集会所(公民館)が社務所になっています。
こちらには立派な手水舎がありました。
鳥居と正面にお社です。
狛犬が付いている本社だと思うのですが、後ろにあるものに八坂神社(通称天王様)とあります。
脇には権現大國貴と書いてあります。
南側には、慰霊碑と庚申供養塔が別にありました。
庚申塔 庚申塔(こうしんとう)は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。 庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多い。 塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれる。となっています。
白山神社
ウイキペディアには
古くから「越のしらやま」として、詩歌に詠われた白山は、富士、立山とならび「日本三名山」のひとつに数えられる秀麗な峰であった。また、白山から流れ出る豊富な水は四方の川を満たし、それが広く田畑を潤すお蔭で、人々の生活と農事の一切が成り立っていた。このため、古代より白山は「命をつなぐ親神様」として、水神や農業神として、山そのものを神体とする原始的な山岳信仰の対象となり、白山を水源とする九頭竜川、手取川、長良川流域を中心に崇められていた。
奈良時代になると修験者が信仰対象の山岳を修験の霊山として日本各地で開山するようになり、白山においても、泰澄が登頂して開山が行われ、原始的だった白山信仰は修験道として体系化されて、今日一般に認識されている「白山信仰」が成立することとなった。
とあります。
高霞神と同じく水の神であり、農業神なのですね。
この辺りは水田が多いのでうなづけますね。
大きな杉があります。
石でできた鳥居は令和3年1月に新しくなったようですね。
立派なお社が祀ってあります。
高霞神社
高龗の大神を祀る神社です。高霞神は水の神なので、五穀豊穣を祈願して建てられているようですね。
この地内に2つありました。
鎮守の森が見えます。
大きな鳥居です。
立派ですね。
権現神社と八坂神社が合祀されています。
中にもう一枚仕切りがあるので、中が見えませんでした。
南の方にも高霞神社があります。
鎮守の森が見えます。
立派な鳥居と社務所があります。
こちらの神社についての説明板が立派ですね。
高霞神をまつっていると書いてあります。水の神なんですね。
社務所は公民館です。
立派に祀られて有りますね。
最後は権現山神社です。
権現号を称する神々に対する信仰。 権現とは、仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救済するため、仮(かり)の姿をとって現れることで、わが国では諸神と結び付き、諸神を仏・菩薩が仮に現れた姿と考え、これを権現号で称したのである。ウイキペディアから
八坂神社にも権現様がありましたね。
地域の名士や不慮の死を遂げた人物などが死後に権現として祀られる例も見られる。とも書いてあります。
徳川家康も死んでから権現様になったんですね。
この地域の名士を祀っているのかもしれませんね。
真新しい紙垂が飾られています。
この辺りも農家が多いので、五穀豊穣をつかさどっているんですね。