茨城県桜川市の磯部桜川公園の山桜は国の天然記念物です。
一目見るとちょっと咲き終わりかなと思う感じの桜でした。
でも、足元には桜の花びらが全然散っていませんでした。
ここの桜はソメイヨシノだけでなく、いろんな種類の山桜の公園なんですね。
こちらの桜は「西の吉野、東の桜川」と言われるほど有名な桜なんですね。
こちらにちょっと古ぼけた看板が有ります。
それによると紀貫之が歌に詠んだ桜とか・・・
遥か千年の昔、桜の名所としての「桜川」の評判が、遠く平安京にまで知れ渡っていたという事実には驚かされました。
こちらの桜はみんな古木なので、樹勢は豪華という雰囲気は有りません。
でも苔むした歴史を感じさせる幹から四方八方に伸びる枝の桜はそれぞれ見事です。
なるほどこれが天然記念物に指定されたんだと納得のいく桜の公園です。
桜を守るために木の周りは立ち入らないような配慮がいいですね。
後世に末永く残したい桜です。
池に写る桜と雲間に現れた青空が素敵な写真になりました。
ここから、ちょっと先に行くと桜川磯部稲荷神社が有ります。
水戸黄門として有名な水戸光圀は時折こちらに社参しこちらの桜を愛でたと言われています。
大きなのぼりが立派な神社です。
お社はきれいに飾られています。
脇には山桜が満開に咲いていました。
ここから少し南に下がると糸桜が有ります。
こちらが青柳の糸桜で3代目になるんだそうです。
かなりの古木ですが、きれいに花を咲かせています。
ただ、こちらは神主様の自宅の敷地内なのでなかなか樹勢回復ができないのだと言っていました。
できるだけ長く咲いていてほしいですね。
さらに奥へ進むと里山の山桜の見晴らし場所が有ります。
今回はまだ早かったですが、素晴らしいヤマザクラの光景が現れるようですね。
山桜絶景の記念碑がありました。
こちらの場所は南に粟国山北に高峯と仏頂山がある風光明媚な場所なんですね。
また満開の時に訪れたいですね・・・