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シカの食害で全滅したヤナギランを保護しています
日光湯元スキー場の一角にシカ柵に囲まれた場所があります
ヤナギランの保護地です
正面に男体山が見えます
ここは夏場はキャンプ場なのですが、熊の出没で今はキャンプ中止なのです
なかなか育たない
ヤナギランはどうも種子から発芽して生育することが難しいそうです・・・
綿毛の先端に種子があります
かなりの数が地面に落ちますが、翌年成長する株は無いとのこと
人工発芽
現在は苗床でなんとか発芽させて成長させてから、ここに植え替えています
でも、シカがすぐに食べてしまうのでシカ柵は必須です
日本にはいくつかの群生地がありますが、どんどん減ってきています
日本の自然を守りたいですね
種子の採取
綿毛になる前のこちらのさやを摘み取ります
乾燥させると裂けて綿毛とともに種子が飛びます
それを集めます
綿毛がついているものは発芽しにくいそうです
発芽したものをポットで育てて植え替えます
なかなか根気のいる仕事ですが、レッドデータブックに入っている地域もあります
日光に自生のヤナギランが戻ってきてほしいですが、シカとの戦いです