栃木県矢板市にあるおしらじの滝は幻の滝
幻の滝おしらじの滝はここ数年矢板市が力を入れて観光地化しているため、様々なメディアに取り上げられるなど、急に人気が出てきた滝です。滝壺のブルーはスッカンブルーと呼ばれるこの地域独特の色を醸し出します。晴れた日の11時頃光が差し込むと更に美しさを増します。
滝の位置
おしらじの滝の住所は 〒329-2502 栃木県矢板市下伊佐野 です。矢板市泉から八方ヶ原に向かう県道56号線沿いにあります。右手に山の駅たかはらが見えると5分ほどでおしらじの滝駐車場があります。桜沢という沢筋にある滝です。駐車場には車は10台ほど停められますが、週末は混み合います。渋滞している場合は道の駅に車を停めて歩きましょう。
滝への装備
滝までは駐車場から10分ほど下ります。矢板市が整備して階段状になっている場所がありますが、基本的には沢筋を下るので、雨のあとなどは泥濘がひどく注意が必要です。足元が濡れても大丈夫で、滑らない運動靴がおすすめです。転んでもいい服装で行きましょう。着替えがあると転んでも平気ですね。
なぜ幻の滝か?
おしらじの滝が幻の滝と言われるのは、滝壺の美しさに加えて滝がめったに見る事ができないからです。滝が見られるのは、大雨の降った翌日から数日です。
2019年の広島や岡山に甚大な被害をもたらした大型台風のときは、滝ができたのですが水量が多く滝壺が濁ってしまい美しい水面が見られませんでした。滝もしばらく流れていたようです。水が少なくても多すぎても、本来の美しさが見られないのです。幻たる所以ですね。
近隣のスポット
おしらじの滝は、駐車場からの往復と見学時間を含めて1時間もあれば十分ですから、せっかくですから近隣の自然を楽しみましょう。
スッカン沢と滝巡り
桜沢と並行してスッカン沢という沢があります。ここは、スッカンブルーと言う言葉がある通り、アルカリ性で薄いブルーの水が流れています。沢筋には素廉の滝や雄飛の滝、そして近くの沢には咆哮霹靂の滝があります。北関東、東北豪雨で通行止めの道が有りますから、山の駅たかはらで確認して散策しましょう。
八方ヶ原のヤシオツツジや紅葉狩り
八方ヶ原はツツジのメッカです。シロヤシオ、アカヤシオ、ムラサキヤシオなどの花々が出迎えてくれます。大間々の駐車場はかなりの車が駐車できますが、このツツジの時期や紅葉の時期の週末は大変混み合いますから、朝早めのお出かけがおすすめです。
高原山(釈迦ヶ岳周辺)登山
大間々駐車場に車を停めて、高原山の釈迦ケ岳への登山やミツモチ山へのハイキングも楽しめます。釈迦ヶ岳や剣ヶ峰、八海山神社へのハイキングは下記のサイトを参照してください。体力に合わせたハイキングが楽しめます。
ミツモチ山方面へ下るハイキングも有ります。高原山で行われた植樹祭跡地の見学や県民の森周辺のハイキングもできます。ミツモチ山ハイキングはこちらを参考にしてください。