新湯温泉の公衆浴場は自然の恵みと歴史の風呂
国道400号から日塩道路に左折すると程なく奥塩原新湯温泉があります。この写真は新湯の噴気口です。
新湯は塩原温泉から比べると大きな宿泊施設はなく数件の旅館がある程度です。今までは高原大根を買うためにちょっと下車するぐらいで通過していました 。
立派な温泉神社が有りました。古より温泉で栄えた街なんだと感じました。
今回、新湯富士登山の際に大沼から新湯富士に登り新湯側に降りてみました。新湯側に降りてびっくり、現れたのは写真のような火口の跡。下に見えるのが新湯温泉街です。
新湯でどこかいい温泉しらないかと地元の知人にラインで聞いたところ。「塩原温泉渓雲閣か藤屋」が有名とのことでした。私は「むじなの湯」という名前を聞いたことが有ったので、「そこは」と訪ねてみました。
「【むじなの湯】もいいけど、公衆浴場なら【寺の湯】がいいのでは。」とのちょっと意味深なアドバイス。ぜひとも、入浴後のレポートがほしいとのことでした。
寺の湯です。完全かけ流しの硫黄泉です。皮膚病に効能があると全国に知られているとのこと。
入り口が一つ不思議に思いました。入ると脱衣室が2つ。でもお風呂は一つ。なんと混浴!
なるほど、意味深の訳がわかりました。お湯は最高で、42度くらいの熱めのお湯がかけ流しで湧いていました。水道の水で少し温度を下げた方が入りやすかったです。
先に4人の男性が入っていました。4人共何回も訪れているとのことです。そのうち二人は福島県の田島からたまにくるとのことでした。
ここ新湯には、公衆浴場が3つ有るとのこと、ここ寺の湯、むじなの湯、中の湯です。むじなの湯は湯船に漏れが見つかり、お湯がたまらないのでお休み中とのこと。中の湯はやっていました。男女別ですが、湯船が狭いので、入る人は少ないから熱いよとのこと。
栃木に58年住んでいながら、こんな素晴らしい温泉に入っていなかった。やはり、栃木は素晴らしいなと感じました。