目次
尚仁沢の水汲み場の東に小さくてきれいな池があります。
この池には尚仁沢のきれいな湧水が流れ込んでいます。その水を求めて様々な生物が生息しています。
後世に残したい自然です。
まずはモリアオガエルの卵塊です。なんとなく肉まんに見えますね。
こんなふうに、池の上に伸びた枝に産み付けられています。でも、カエルは両生類、その子どもはオタマジャクシ。水がないと生きられないのでは。
でも大丈夫なんです。泡状のかたまりは、表面だけが乾いて卵を乾燥から守ってくれます。そして、卵から孵ったオタマジャクシは下の池にぼっちゃーんと飛び込むのです。
ちょっと気持ちが悪いですが、このようにオタマジャクシとなって池に落ちて生活するんですね。
池の近くにはシュレーゲルアマガエルの卵も有りました。シュレーゲルアマガエルは、高いところでなく、池の近くの低いところに卵を生みます。赤とんぼもオタマジャクシと戯れているようですね。
尚仁沢湧水のきれいな水が育む貴重な自然です。梅雨の時期の貴重な晴れ間ですが、尚仁沢のモリアオガエルとシュレーゲルアマガエルに会いに来ませんか。