栃木市の晃石山の麓にある金滝山・清水寺は花とモミジのお寺です。東山道の道沿いなのには驚きました。
今回は晃石山の登山のために、駐車場として訪れました。
お寺の駐車場ではなく、登山者のための駐車場が有ります。
トイレもあるのでありがたいです。
登山口はこの清水寺の裏手になります。
清水寺は京都の有名なお寺と同じ名前なのですが、そことの関係はない様です。
看板には花のお寺とありました。
御寺の境内には、桜やすいせん、蝋梅などのお庭が有ります。
それぞれの季節に訪れるときれいだと思います。
今回は紅葉の時期だったのですが、寺の前の銀杏の紅葉は見事でした。
また、ここはモミジのお寺でも有名で、モミジ募金を行っていました。
こんな感じでモミジや銀杏の紅葉を眺められます。
金滝寺の由来の滝は、沢の水を滝のように落としているようです。
観音堂と東屋の間に有ります。
東屋でしばし眺めるのも乙です。
奥の赤い建物が観音堂です。
千手観音様が祀られています。
滝に打たれて修行する方もいるのでしょうか。
このお寺のもう一つの見どころに十三仏の仏さまが祀られています。
十三仏すべての仏さまが祀られているのは珍しいのかと思います。
十三仏(じゅうさんぶつ)は、十王(地獄において亡者の審判を行う10の仏様)をもとにし手考えられた、冥界の審理に関わる13の仏様(正確には仏陀と菩薩)のことです。
また十三回の追善供養(初七日~三十三回忌)をそれぞれ司る仏様としても知られています。
不動明王、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀如来、阿閦観音、大日如来、虚空蔵菩薩の13の如来様と菩薩様です。
この十三仏を唱えることで、死んだ人の成仏を願うためにお念仏などで用いられています。
いかがですか、晃石山の登山と合わせて、金滝山・清水寺に出掛けてみませんか。
天平のいにしえの回廊東山道がありました。
大中寺から清水寺に至る道は天平の東山道でした。
関東ふれあいの道の看板にこの道が当時の東山道であることが知らされています。
東山道に至る看板も設置されています。
林と竹林の中の道ですが、東山道の雰囲気がある街道でした。
こちらにある馬頭観音も東山道に絡んでいるのでしょうね。
三毳山から下野国庁までの途中にある東山道の一部です。
清水寺を開いたのは行基との文言もあります。
東山道を歩くことができたのはとてもラッキーでした。
他にもたくさんの遺跡が有ります‥