日光金谷ホテルの歴史が分かる金谷ホテル歴史館は素敵な場所でした。
金谷カテッジイン・レストランに併設している金谷ホテル歴史館は日光街道を北上し、二社一寺を過ぎて右側に現れます。
これまで何度となくその前を通り過ぎましたが、こんな素敵な場所があることを知って驚きでした。
同じく併設している金谷ホテルベーカリーはあることは知っていたのですが・・・
今回、栃木県のプレミアム商品券の利用可能な場所を検索したら、金谷ホテル歴史館がヒットしました。
入館料は大人500円となっています。
500円取るのですからそこそこの歴史館なのだろうと思い訪ねてみました。
入り口は金谷ホテルレストランの中に有ります。
入場料は、レストランのレジにて販売していました。
もちろんここでは、金谷ベーカリーのレジも兼用です。
おいしそうなケーキを眺めつつ、レストランの奥の扉を開けるとそこは、旧金谷カテッジイン「金谷侍屋敷」の内部に続いていました。
この侍屋敷は江戸時代に日本で初めて作られた西洋式リゾートホテルだったんですね。
ヘボン式の英語で有名なヘボン博士が当時の金谷善一郎に依頼して作ったホテルということです。
内部に入ると最初は蔵の中で15分ほどの紹介ビデオが流れています。
その周りには当時のタイプライターなどのホテルで使用された物品が並んでします。
その次にいよいよ侍屋敷です。
侍屋敷にふさわしく、ホテルでありながらも当時の武家文化を象徴するように、刀が振れないような天井が低いつくり、とっさのときにいつでも逃げられるような間取りや階段の配置がなされていることにびっくりです。
当時の状況を再現して、いろりやかまどなどの調度品も配置されています。
部屋の中の調度品を見るだけでも貴重な見学のなると思いました。
また、庭園も素晴らしく、池や滝などが配置され、その周りに季節ごとに堪能できる木々が植えられていました。
聞くところによると、5月のボタンの時期や紅葉の時期がふさわしいとのことです。
この日は台風接近で時折雨が降っていましたが、苔むした庭園がしっとりといい感じに濡れていました。
この日はシュウカイドウの花があちらこちらに見られました。
黄色の花はオタカラコウです。
金谷ホテル創業の地であるここ歴史館で金谷ホテルの歴史を紐解いてみませんか。
併設のカテッジインレストランでリッチなランチもおすすめです。